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社会人としての一般常識とは何か分からない新入社員が多数!指導時のポイントを解説

新入社員

「『社会人としての一般常識とは何?』という新入社員が多数!」

「新入社員に社会人としての一般常識を教えるポイントは?」

「新入社員に社会人としての一般常識が通用しない」

最近の新入社員は、社会人としての一般常識を知らない人が多いといわれています。そのため、人事担当者や管理職の中には、新入社員の指導に苦慮されている人も多いでしょう。

新入社員が社会人としての一般常識を知らない理由は、若者のライフスタイルや価値観が大きく変わったためです。指導する側もこれまでと同じ方法の指導方法では通用しないため、若者の考えや価値観を理解しておかなくてはいけません。

しかしながら、何の予備知識もない状態では、具体的にどう対処したらよいか分からないと思います。そこで今回は、社会人としての一般常識が何か分からない新入社員を指導するときのポイントなどを紹介するので、参考にしてみてください。

社会人としての一般常識を重視する理由

社会人としての一般常識を重視する理由は、大きく2つあります。

1つ目は社内外のさまざまな人と円滑にコミュニケーションをとり、スムーズに仕事を進めるためです。実際のビジネスの現場では、世代やバックグラウンドが異なる上司や同僚、また取引先の人と一緒に仕事を行います。そのため、学生時代のように同世代の友人や知人と同じコミュニケーション方法では通用しなくなり、敬語の使いかたや最低限のビジネスマナーを学ぶ必要があるのです。

社会人としての一般常識を重視する2つ目の理由は、社員のふるまいが企業の評価に直結するためです。社員は企業の看板を背負うことになるため、周囲から個人のふるまいが会社のふるまいと判断されることが社会一般の常識だといえます。例えば、社員が公序良俗に反するふるまいをして刑事事件などに発展した場合、企業の社会的評判が悪くなることによって、収益に深刻なダメージを被るケースなどを想像するとわかりやすいでしょう。

不機嫌ハラスメント

昔とは違う最近の若者事情を知ることが重要

社会人としてのマナーを新入社員に教えることは重要です。しかし、上から押さえつけるだけでは、新入社員の納得感が得られず腹落ちさせられないでしょう。そのため、まず指導前に若者の価値観を理解し、自身の価値観とのギャップを理解することが重要です。

コミュニケーション手段の変化

まず、最近の若者はSNSやチャットなどでライトなコミュニケーションが中心になっているため、相手と直接会話をする機会が少ない点が特徴です。そのため、敬語やマナーなどの社会人としての一般常識が身につきづらくなっているといえるでしょう。

そのため「社会人としてのマナーは知っていて当然」という時代ではなくなっており、まずコミュニケーション手段の変化によるギャップが生じている点を認識するべきでしょう。

価値観の変化

最近の若者は理不尽なことを嫌う傾向にあります。そのため「上司の言うことには絶対服従」といった、以前の縦社会で常識と思われていたことなどは、通用しない場合が多いです。こうした若者の考え方の背景には、上司に従属する必要性が薄まっている影響があります。なぜならば、現在は終身雇用が崩壊し、転職することが当たり前になっているためです。

また、最近の若者はコスパ重視で、無駄なことをしたくないという価値観を持っている点も大きな特徴です。例えば「メール送った後に電話をする」といった、多くの社会人が実践している行為に対して「メールを送っているので、見ていない場合は相手が悪い」と考える傾向にあります。

新入社員に社会人としての一般常識を指導する3つのポイント

上司とは大きく価値観が異なる最近の新入社員を指導する際、押さえておきたい3つのポイントを紹介します。

1. 社会人としての一般常識が必要な理由を腹落ちさせる

価値観が異なる新入社員に、上司の考えを上から押し付けても効果は薄いでしょう。そのため、社会人としての一般常識が必要な理由を腹落ちさせる必要があります。

ビジネスでは信頼関係の構築が非常に重要であり、そのためには相手に礼を尽くすことが基本です。社会人として最低限のマナーを理解できていなければ、取引先の相手に不快感を与え、ビジネスがうまくいかなくなる可能性が高くなるでしょう。

しかし、最近の若者はマナーをルール程度にしかとらえていない場合も多く、社会人としての一般常識がビジネスに不可欠だということを腹落ちさせる必要があるのです。

また、学生時代は学校に遅刻しようが、成績が悪かろうが、基本的にはすべて自己責任で済みます。一方、社会人の場合は、仕事での失敗は該当する社員の責任だけでなく、上司や企業全体の責任としてとらえる必要がある点についても理解してもらうことが必要です。

2. ビジネスマナーの一般常識の型を指導する

新入社員にビジネスマナーの一般常識の型(定型的なやりかた)を一通り指導して、身につけさせる必要があります。社会人として必要な名刺交換や電話、メール対応をはじめ、敬語や挨拶の仕方など、一通りのビジネスマナーの型を教え、実践できるように指導しなくてはいけません。

ただし、社会人としての一般常識が必要な理由をしっかり腹落ちさせた後でなければ、効果が薄いので注意しましょう。新入社員が相手を尊重する気持ちを理解できない状態では、単純に型を実践するだけで、心がこもった表現にはなりません。その結果、相手を不愉快にさせる可能性があります。

3. 研修での指導だけで終わらせない

いくら研修などで社会人としての一般常識を学んでも、練習した内容は実際のビジネスの現場で使わないと身につきません。そのため、OJTなどで先輩社員に監督してもらえるように伝えておくことも重要なポイントです。

ビジネスの現場で何度も実践することで、ようやく自分のスキルとして身につけられるでしょう。

新入社員に一般常識を指導するときの注意点

上司が新入社員の指導時にやりがちな失敗としては、以下のようなものが挙げられます。

・学生扱いする

・新入社員の話を聞かず上から押さえつける

・指示だけで終わっている

これらの失敗を避けるためには、以下の注意点を押さえましょう。

一人前の社会人として扱うこと

新入社員といっても社会人であることに変わりはありません。そのため、学生扱いしたり、見下したような態度をとったりするのは絶対にNGです。一人前の社会人として上司自身が相手を尊重する姿勢を見せなければ、新入社員が指示内容に腹落ちすることはないでしょう。

新入社員が社会人としての一般常識を持っていないのは、これまでそれが必要のない環境にいたからだということを認識することが大切です。

新入社員の意見や考えに耳を傾けること

上司が新入社員に対して、自分の意見を一方的に押し付けることもNGです。新入社員の意見や考えに耳を傾け、相手の価値観や意思を尊重する気構えを上司が持たなくてはいけません。

特に上司と新入社員の年齢が離れている場合には、かなりのジェネレーションギャップがあります。上司が自分の意見だけを押し通さないようにくれぐれも注意しましょう。

新入社員が自分で考えて動けるように指導すること

上司が新入社員に一般常識を指導するときには、指示だけで終わらせないようにすることも重要なポイントです。上司がなんでもかんでも手取り足取り指示をしてしまうと、新入社員が指示待ちになり、自分でものごとを考えられなくなってしまいます。

企業が成長するためには、自分の頭で考えて判断する「自走できる人材」を増やすことが不可欠です。したがって、上司は新入社員に仕事の目的だけを教え、そこまでに至る経緯や手法はできるだけ新入社員自身に考えさせましょう。

新入社員へ指導する代表的なビジネスの一般常識

新入社員に指導しておくべき社会人としての一般常識としては、おもに以下の3点です。できるだけ早く身につけさせるように注力しましょう。

仕事の責任

自分がかかわった仕事の結果に対して責任が生じることは、社会人としての一般常識です。自分の責務を果たさない、また放棄した場合には、人事考課がマイナスになることはもちろん、上司や同僚、取引先などにも迷惑がかかります。仕事に携わる社会人として、自分の責務がどのようなものなのか理解してもらうことが重要です。

ビジネスマナー

新入社員には最低限、以下のビジネスマナーを覚えさせなくてはいけません。

・正しい敬語や挨拶の仕方

・時間厳守

・報告、連絡、相談

・こまめなコミュニケーション

・整理整頓

さらに、これらを対面、メール、チャットツールなど、シーンに応じて使い分けるテクニックを教えることも必須です。ビジネスマナーに関しては、一般的な型をマニュアル化することもひとつの方法でしょう。

身だしなみ・服装

社会人として節度のある服装を心がけることも、新入社員に早めに伝えておきましょう。ベンチャーやIT系の企業などの場合、比較的ラフなスタイルの服装が許される業種においても、業種や相手、場所といったTPOに応じて服装の使い分けが必要なことを教えるべきでしょう。

指導者側のマインドを変えることも大切

社会人としての一般常識を新入社員に教育するためには、最近の若者の価値観や考え方の傾向を把握する必要があります。上司自身が自分の価値観を押し付けることなく、新入社員を尊重し意見や考えに耳を傾けるようにしましょう。そのため、指導者側のマインドチェンジも必須です。

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